2007年オープン以来、一転二転。 今は自宅で小さなされど・・・を営業中!本とJazzと珈琲と。定休日 : 月曜・第1,第3日曜&ほぼ第4火曜。 本の貸し出、販売しています。
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Am10:00~Pm6:00(冬時間Pm5:00)
定休日

毎週月曜 & 第1・3日曜、第4火曜

4月のお休み

1(日)・2(月)・9(月)・15(日)・16(月)・21(土)
・23(月)・24(火)・30(月)


4月の予定

毎週土曜日 Pm0:30
“されど⋅⋅⋅でお買い物” 
移動販売車来店!

4月5日(木)
Am10:00~11:30 
・19日(木)Pm0:30~2:00
”翻訳家 乾真由美の"日常英会話”     
参加費¥1000+ドリンク代
定員5名程度

4月12日(木) 
Pm1:00~4:00 
“今さら聞けないスマホ・パソコン教室
定員5名程度 参加自由 飲み物付き¥1000- 

4月21日(土) 
Pm2:00~Pm4:00
“ギターの時間”   
定員5名程度 参加自由 ワンドリンク 制

4月28日(土)
Pm1:00~2:30
“ブックトーク"
参加自由 ワンドリンク制
お薦め本1冊持参 定員10名まで

動画
★されど・・・ワイン倶楽部&ギター・クラリネットミニライブ

★手作り楽器ワークショップ&コンサート in saredo



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カテゴリ:本の紹介( 278 )

“おらおらでひとりいぐも”

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おら おらでひとりいぐも
若竹千佐子
河出書房出版社

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遠野の山姥の一人芝居のような本でした。
心地いい 東北弁に、まったり桃子さんの世界に誘われ、
気づけば、一気に桃子さんの生の核心に迫ります。



P.12
ああ確かに。飛び飛びで細切れの逃げる思考を捕まえるのは容易でないが、それでも年齢からすれば今がまとまって物を考える、絶好かつ最後のチャンスかもしれない。あと何年。とにかくこの状態を維持しながら、あと何年生きられるのか。んだ。これからは常に逆算して、ものを考えなければならないのであって 。



本書 P90
······おらくやしいのは新しい女のつもりだった。家に縛られない。親の言いなりにならない。それで出てきた。故郷を捨てだ。で、それで何だったか。結局古い生き方に絡め取られた。誰それのために生きるという慚愧怨念の行き方をしてしまった


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P.114
自分がわかっていると思っていたのが全部こんな頭でっかちの底の浅いものだったとしたら、心底を身震いがした。もう今までの自分では信用できない。おらの思ってもみなかった世界がある。そごさ、行ってみって。おら、いぐも。おらおらで、ひとりいぐも。

切実は桃子さんを根底から変えた。 亭主がいまある世界の扉を開いたのだ。
桃子さんが抱えた秘密、幸せな狂気。桃子さんはしみじみと思うのだ。悲しみは感動である。感動の最たるものである。悲しみがこさえる喜びというのがある。


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インパクトの強い東北弁で翻弄され勝ちですが、
桃子さんは75歳です。
都会人になって51年。
ジャズが頭のなかを駆けめぐる、小幡彩貴さんの挿し絵のような都会のおば様です。

おや。これは作者??

P124
亭主が死んで初めて、目に見えない世界があってほしいという切実が生まれた 。 何とかしてその世界に分け入り何とかしてその世界に分け入りたいという欲望が生じた。

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帯より
ほんとはね、本当は「独りがいい」。出会いも歓びだが、死別も解放だ。地声で語られた女の本音が炸裂!
ー上野千鶴子氏 (社会学者)


Ora Orade Shitori egumo
(by宮沢賢治 “春と修羅 永訣の朝”)





📕

by bookcafe-saredo | 2018-02-04 23:13 | 本の紹介

懐かしい文庫本が入荷しました!

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昭和の香りプンプンの、文庫本です!

ショートショートSFの星新一・
狐狸庵先生、遠藤周作・
スヌーピー大好き永遠の乙女、お聖さんや、
五木寛之、渡辺淳一、横溝正史、森村誠一、曽野綾子、やなせたかし、森村桂、パールバック、O・ヘンリetc.

私世代がドンピシャの本たちです。
それもそのはず、持ってきてくれたのは昔の同級生😆👍

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“種の起源”以来、
すっかり、懐かしの昭和話で盛り上がっているされど···です。

因みに、
空に星があるように”🎵って曲、ご存知ですか??

この本たちの主、この曲のことが知りたかったらしいんです。
確か荒木一郎さんの作詞、作曲で、ご自身で歌っておられましたよね。
毎晩ラジオで流れていました。
この曲が終わると、ヤンリクが始まりました。
おー
ABC ヤングリクエスト~🎶

YouTubeに上がっていたので、じっくり聞きました。
今聞いてもいいです😆👍


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アンパンマンで有名な、やなせたかしさんの詩集がありましたので、好きなのを一編、ご紹介します。

希望の夢
やなせたかし
いまつらくても
かなしくても
夜がどんなに暗くても
朝のこない 夜はなく
かわかない涙はもありません
私をたよりにしてください
あなたの心の空にひかる
私は希望の星なのです







📕




by bookcafe-saredo | 2018-02-01 22:08 | 本の紹介

“種の記憶”


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種の記憶
諸井学
ほおずき書籍

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この本は、縁あって作者の諸井さんからいただきました。

以前から姫路の“播火”にコツコツ書かれているのは知っていましたが、こんな立派な本を出されていたのは知りませんでした。

理工系の人の書かれる文章は、潜在的に堅く読みにくいと思い込んでいるので、ちょっと手が伸ばしづらかったです。

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文系の私には、目次についたこだわりのサブタイトルが、すでに難しそうでした。

自伝的進化回想録と帯に書かれているので、ほぼノンフィクションなのでしょう。

二編目ぐらいから、徐々に読みやすくなりました。
同世代、同郷なので、時代背景や情景が分かりやすく、苦手意識は何だったのか、一気に読んでしまいました。

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おばあちゃんに可愛がられ、初恋を覚え、親にきつく叱られた幼稚園時代。
昭和の香りのする、のどかで無邪気な海辺の少年時代。

下駄箱で手紙を交換するような、いじらしい青春時代。
彼女のことを自制して受験に打ち込む、一途な時代。
大学進学でしか、家を離れられなかったそんな時代。
何れもこれも、いとおしいです💕

社会人になってからの水族館のサンショウウオのくだりで、井伏鱒二を思い出し、
アフリカ赴任時代では、“沈まぬ太陽”が思い浮かびました。
いや、どっちかというと“情熱大陸”の方ですか(笑)

諸井さんが小説を書こうと思われたきっかけ、、、
なんとなくわかった気がします😃✌️

次回作が、楽しみです✨✨✨✨


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実は昨日、諸井さんに聞いたと言って、
カフェロッジ“パルチザン”さんが来てくださいました。
数年前に大病を患われた“パルチザン”さんの御主人、今もお元気に店に立たれているとお聞きし、嬉しかったです👊✨

創業35年ぐらいになられるでしょうか?!
おままごとのようなされど···にとって、老舗の“パルチザン”さんは、喫茶店の神さまです。
いっぱい聞き、いっぱいおしゃべりしました。
あい変わらず、精力的な“パルチザン”さんの奥さまにパワーをいただきました。


そこで、
書きかけにしていた諸井さん“種の起源”の紹介、四の五の言わずにアップすることにしました。
稚拙でお恥ずかしいですが、
兎に角、本を読んでみてください😉✌️


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後日、こんなカッコいい写真が届きました😆👍









📕

by bookcafe-saredo | 2018-01-31 05:23 | 本の紹介

“キミスイ”の図書館

先日、K君が“君の膵臓を食べたい”のDVDを持ってきてくれました。
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昨年末、5年生の孫が読んでいてびっくり😮☀️
5年生、こんな本をもう読むのん···?!

ところがどっこい、漫画版でした。

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そんなことを話してたら、K君がDVDを持ってきてくれました。
私も以前、“膵臓を食べたい”?!というタイトルが気になって読みました。

余命宣告された女子高校生と、そんな彼女に翻弄されながらよりそった、草食系男子同級生の美しい友情物語のライトノベル。
といった感じで片付けていたのですが、映画を見てびっくり。

小説では、仲良し君に
自分死んだあと、親友の恭子と付き合ってほしいと託し、めでたく二人は付き合うことになるのですが、
映画では
28才の母校の先生になった仲良し君の今から始まります。
中身はほぼ同じ?!
クライマックスに、桜良の死後が追加されていて、
一気に恭子の結婚式の場面にタイムスリップします。
桜良が亡くなって後、音信不通になったいた仲良し君と恭子の再会
です。
しかも、恭子の結婚相手は桜良の望んだ仲良し君ではなく、上地雄輔演じる二人のかつての同級生!
全く別物になっていました。

なるほどね?!
それで、ジュニアの恋愛小説に今をときめく小栗旬と北川景子をキャスティングしてあったんですね。
納得!

まんまとおばちゃんもハマりましたよ💦

というか、私がハマったのはロケ地の図書館です。
重厚でレトロで、いい感じの図書館でした。
さっそくググって見ると、
“ロケ地巡礼”なるサイトがきっちりありました。

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あの学校、素敵な筈です。
ウィリアムズ・メレル・ヴォーリズ氏の作品でした💕

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こんな素敵な小学校があったなんて、びっくりです😱☀️

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ロケ跡は残され見学でき、カフェまで完備されているらしいです!

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実はこの図書館、この映画の為に作られた仮想図書館だったんです。ショック😱
2万冊持ち込んだって書いてありますが、確かに書庫の中まで映ってて超リアル!すっかり実存する図書館だと思っていました。

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因みに、
“けいおん”というアニメのロケ地としても有名なんだそうです。

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📕

by bookcafe-saredo | 2018-01-30 23:16 | 本の紹介

家仕事のこと

小雪が舞う寒い今日は、
Iさんと 家事について 話しました。


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Iさんいわく、
買い物から帰り、野菜を冷蔵庫に入れるのではなく、洗って切って茹でて、冷蔵庫に片づける。
そんな下ごしらえをしていおくと、超便利だと言われます。

そのひと手間が気持ちに余裕をもたらせ、家事をスムーズに捗らせます。
すると不思議、家事が 楽しくなります💕

家事ってちっちゃと片づけてしまうと、気持ちが良いものです。

こんな本をおすすめしました。

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私が最近ハマっている“リンネル”
心地いい暮らしを作る家仕事です。

眺めているだけで、わくわくします。
あたかも、自分がスーパー主婦になったかのような錯覚に陥り、家を片づけたくなります。

私も今朝、スープを煮込んでいる間に、
ほうれん草を茹で、包丁を研ぎました。

よく切れる包丁は、作業効率も良いです✨
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洗い物終わりに、チャチャと研いでおくと気持ちいいですよ♥️






📕



by bookcafe-saredo | 2018-01-25 23:50 | 本の紹介

“邂逅”



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邂逅 -珠玉の往復書簡
多田富雄・鶴見和子
藤原書店


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子供の頃、三重苦のヘレン・ケラーを初めて知った時以来の衝撃でした。
凄いです✨

(帯より)
脳出血に倒れ、左片麻痺の進退で驚異の
改正を遂げた社会学者・鶴見和子と、
半身の自由と声を失いながら、
脳梗塞からの生還を果たした、
免疫学者・多田富雄
病前、一度も相見えることのなかった
二人の巨人が、今、病を共にしつつ、
新たな思想の地平へと踏み出す
奇跡的な知的交歓の記録

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(帯より)
私は、倒れてのちの自分の変化を「回生」
という言葉で表現しております。自分が
後へ戻れない、「回復」しない、一生
重度障害者として生きるのだという
ことがはっきり分かりますと、そこで、
あとへ戻れないならば前へ進むよりしよう
がない、つまり新しい人生を拓くと
覚悟を決めました。 鶴見和子

今、私は自分の中に、何か新しい生き物
が生まれているような気がしています。重
度の障害者になった私に希望を与えてい
るのは、獣のように蠢く新しい人間のよう
です。それがはじめのお手紙で問題になっ
た私流の「回生」ないし「転生」の正体です。
多田富雄

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苦悩を与えられた人の、心の底から沸きだした魂の叫びです。
なんて気高く、強いお二人でしょう。

どんな立派な医学書より、当事者ご本人のお言葉が分かりやすく、胸に刺さりました。


本文より
もう死んだと思っていたのに、私は生きていた。それも声を失ない、右半身不随になって。
カフカの「変身」という小説は、一夜のうちに虫になってしまった男の話ですが、私もそんなふうでした。とうてい現実のものとは思えませんでした。



MRIの検査の様子がこのように書いてあります。

本文より
耳のそばで、ポカンポカン、ポヤポヤポヤ、と音がし始め、それがジーコジーコ、ガーガーガー、ビビビビビ·····というような音に変わります。 頭蓋骨の中を透視して、脳の断面図を作る検査です。なんだか非現実の空間に入ってしまった風な気がしました。
後略

なんてリアルな表現でしょう。
検査のようすはテレビ等で見て、大体の想像がつくものの、検索を受けている患者さん側からの体験を目にしたのは初めてでした。
分かりやすく、あたかも自分自身も装置の中をくぐり抜けたかのような気持ちになりました。

困難を生きる!!
お二人の難しい専門分野の話は理解できませんが、大病を患われたお二人の、強く崇高な精神のやり取りに、感動しました。

いつか、誰にでも起こりうる運命。
その日のために、勇気をいただきました。
元気な今を、丁寧に生きなければと 気づかせていただきました。

そして、そんなお二人を支えられたまわりの方のご苦労を思う時、私も覚悟を決めなければ、と身の引き締まる思いをしました👊✨





📖


by bookcafe-saredo | 2018-01-19 23:56 | 本の紹介

“コーヒーが冷めないうちに”

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コーヒーが冷めないうちに
川口俊和
サンマーク出版

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去年、
新聞広告で見て、読みたいと思っていると、Nさんが持ってきてくださいました。

“ジャケ買い”ならぬ“タイトル買い”ですね(笑)
更に、帯には墨痕?鮮やかに“本屋大賞ノミネート”の文字が”!!

余談ですが···
な、なんとスマホでは、“ぼっこん”の文字が出ません。
マジ😱⁉️
確かに、、最近筆文字なんて使いませんもんね💦
仕方なく、墨汁+痕跡と入力しました。
脳トレ!脳トレ!!
ついでにパソコンの文字に墨痕を使うのもどうなんですかしらね😵💦

という訳で、随分前置きが長くなってしまい、申しわけありません。
そんなに騒がれているのですから、嫌がおうでも期待大でした。
確かに、されど···にいただいてからも、すでに3人の方が読了され、
やはり人気のほどが伺えます。

で、中身はと言いますと、
正直、私は一度も泣けませんでした。


過去に戻れる
喫茶店を訪れた
4人の女性達が紡ぐ、
家族と、愛と、
後悔の物語 。
-4回泣けます

上手いですね!
読み手の心をそそられますね💕


“読みやすい”ということは良書の基本だそうですが、、、
それだけではね。
タイトルも大事。ストーリーも、文章力も!!

とにかく読んでみてください。
コーヒーが冷めないうちに

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📖

by bookcafe-saredo | 2018-01-18 11:35 | 本の紹介

戦利品の本たち。


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昨日、トンカさんで購入した本たちです。
最近はカズオイシグロさんを始め、ちょっと重い本が続いていました。

そこに、トンカさんの山積みされた雑誌のお宝です。
おしゃべりしながら、ちょちょいと選んでみました✨✨✨✨

“BRUTUS” の居住空間の合本、
コーヒー特集の “& Premium” や “Lighting”

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“ビートルズで英語を学ぼう”や、初めて“麦小舎を”知るきっかけになった自休自足“カフェの本”、

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紀伊国屋のロゴにやられたジン風の“d”など
見たい本が、色々あります。



よろしかったらどうぞ😆👍






📖


by bookcafe-saredo | 2018-01-16 22:40 | 本の紹介

“母” 高野悦子

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母 ···老いに負けなかった人生
高野悦子
文芸春秋

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読書はじめ いや、 お読みぞめ?!
とりあえずこの本が、今年初の一冊です。

昨年末、“高野悦子”という名前がきっかけで手にした本ですが、
“二十歳の原点”の高野さんとは全くの別人です。

本の帯に
九十歳になる母が痴呆症から回復した!
岩波ホール総支配人が綴る映画に励まされつつ介護に奮闘した日々
そして、明治生まれの母の毅然とした母の生涯”

と、気になる文字が、、、

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映画『痴呆性老人の世界』に学んだ「説得より納得」の介護に切り替えたとき、90歳になる母が痴呆症から奇跡的に回復する。
岩波ホール総支配人が綴る、映画に励まされつつ、母の介護に奮闘した日々の記録です。

“認知症”という言葉が生まれる前の介護で、今のように豊富な情報や資料がなかった時代です。
それでも、今も通じる一番大切な介護の心がつづられています。

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本文第6章より
老人それぞれの症状によって介護の仕方も異なるわけだが、基本的な考えとして"老人のペース"に合わせること、また、老人を理屈で説得するのではなく"納得"させなければならないことなどが描かれている。

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耳が遠くなったために会話がわからず、それが痴呆だと誤解されてしまう。新しいことはすぐ忘れるが、過去の記憶は鮮明に残っている。

“説得より納得”、この言葉によって私は、介護側の意見を母に押し付けてるために毎日怒鳴っていたことに思い至った。私は母を説得しようと叫んでいたけれども 母の希望や意見を一度も聞いたことがない。つまり母は一度も私の言ったことに納得していなかったのではないか。 私は完全に母の意思を無視していたのである。

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私は母とゆっくり話し合い、母のペースに合わせて母の望むことを知ろうとした。私の言うことがわからないときは紙に書いた。 はじめ母は足腰が痛いと言って体を動かしたがらなかった私が体に触るのも嫌がった。しかし私は「ごめんなさい」と謝りながら母の手足をさすった。そして生まれて初めて母の体を拭いた。 暑くしたタオルで背中を拭くとタオルが引っかかるほど骨が直角に飛び出している。

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私が死んだら悦子が一人になる。一人になると可哀想だからと言いながら這い回っていたのだという。母が私のために生きようとしているなんて 私は夢にも考えていなかった。 私は父の死、母の大病と私に襲いかかる困難を乗り切るのに精一杯だった。
さあ大変、看病にはお金もかかるし、体力的にも大変だ。しかも仕事もある。口には出さなかったが、多分、顔にも体にも大変だ、大変だと書いてあったのであろう。
本当はあの体で毎日毎日生き続ける母の方が大変なのだと気づくべきだった。「親思う子の心」よりも、「子を思う親の心」の方が大きいと言うが、私の場合は全くそうだった 。私のために頑張って生きようとする母に、私は強い感謝の念を覚えた。
私は人間の意志というものの偉大さを知った。 無理にさせることと、自ら進んでやることでは、こんなにも違うのである。その後、母を日一日と元気になりて食欲も増してきた。 その間わずか一か月、私が心を反省し心を入れ替えて看病の仕方を変えただけで母は生き返ったのだ。


納得!人には誠意が大切です💕


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世の中には、偉大な先人がいっぱいです。
高野悦子さんしかり、その悦子さんが頼りにされた鶴見和子さんもそのお一人。
右片麻痺、失語症になられたお父さまを14年間介護され
、ご自身も病に倒れられました。

本文より
和子さんは左片麻痺、左半分は死んでいて右半分だけで生きている。死にながら生きているという希な経験をしておられる。そして、そういう時期を与えられていることに感謝しているのだという。病んでなお前進する姿が、『回生』の中にみなぎっていた。
リハビリテーションは、障害というマイナス面を減らすことばかりを目指すのではなく、 むしろ残された、まだ隠れてはいるが開発可能な機能や能力というプラス面を引き出して増大させることに力点をおく「プラスの医学」である。

わがうちの埋蔵資源発掘し
新しきぞ象 創りてゆかん


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いかなる困難にも立ち向かい、乗り越えてゆく和子さん。病気になっても心は燃え、健康の時より精神が高揚している。
斃れてのち元まる”である。「半分生きて半分死んでいる。死にながら生きている」と和子さんはいっておられるが、和子さんは、病に倒れることによって。。
和子さんは「生きることは楽しいが苦しい」と述べておられる。
私に勇気と希望を与えてくれる


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更にもう一人

平塚らいてう
生きることは行動することである。ただ呼吸することではない

「烈しく要求することは事実を生むもっとも確実な真原因である」


確かに!!
11年に及ぶ介護、お疲れさまでした。
高野さんのことをもっと知りたいと思いましたが、すでに2013年に83歳で亡くなっておられました。

映画の世界で、華々しい功績を残しておられる
高野悦子さんですが、今の私には、お母さまの介護のことしか書けなくて、申し訳ありません😵💦






📖

by bookcafe-saredo | 2018-01-06 06:15 | 本の紹介

こんな本をいただきました。

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アンテナの高いMさんが、今回もこんな本を持ってきてくださいました。

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大変お世話になりました。
今年も、為になるお話や楽しいお話、沢山の本をありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。


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他にも、“播火”の同人諸井学さんの“種の記憶”や
「二十歳の原点」とは別人ですが “高野悦子”さんの“母”。
75歳で画家デビュした農家のおばあちゃん、グランマ・モーゼスの本や、大好きな絵本“だいじょうぶ だいじょうぶ”なんかもあります♥️


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年末年始にこたつにあたって読書、、、
なんて出きるといいですねえ💕


貸し出しもしていますので、よろしかったらどうぞ😆👍






📕

by bookcafe-saredo | 2017-12-23 05:30 | 本の紹介