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2007年オープン以来、一転二転。 今は自宅で小さなされど・・・を営業中!本とJazzと珈琲と。定休日 : 月曜・第1,第3日曜&ほぼ第4火曜。 本の貸し出、販売しています。


by bookcafe-saredo
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カテゴリ:本の紹介( 324 )

“漱石全集を買った日”


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“漱石全集を買った日”
古書店主とお客さんによる古本入門
山本善行・清水裕也
夏葉社

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大好きな夏葉社の新刊です。

NちゃんがFacebookでされど•••さんが載っているよ!と教えてくれ、読みたいと思っていました。

最近2か月ばかり外出していないので、大きな新刊書店には行けないし、amazonさんでは売り切れになっているしで、入手困難でした。

すると、、、
なんと言うことでしょう?!
花森書林さんが送って下さいました💕

この本で善行堂さんが対談相手に選んだのは、されど•••にも時々来られるゆずポン君です。


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巻頭の美しい本棚風景です。
ゆずポン君の入手順に並べられた書棚。人柄があらわれています!


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P.8〜P.31まであります。
良くぞここまで綺麗に修められたものです。

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なんと、“漱石全集”と同じページに、我が愛読書“されどわれらが日々ー”が写っています。
しかも、「昔日の客」の隣です。


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善行堂でお客さんとして訪れた4年前の出会いが、ゆずポン君を濃密な古本道を導き、素晴らしい読み手であり、書き手に育て上げたんですね。


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ゆずポン君の選書に、善行さんの書評や古本あるあるが折り込まれ、古本初心者の入門書として、とても取っ付きやすく、読みやすかったです。


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“古本病”にかかるきっかけや、
“漱石全集を買った日”の記憶等が、興味深く書かれています。

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ゆずポン君が、善行堂さんで“されどわれらが日々ー”を購入されたエピソードや、善行さんは“されど”の書評を書いてくださっています。
されど•••が、ゆずポン君の“されどわれらが日々ー”を手に取るきっかけになり得たとしたら、私にとってこれ以上の喜びはありません。
感激です!

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されどわれらが日々ー
(本文より)

古本屋の話から物語が始まります。

あの頃私はアルバイトの帰りなど、よく古本屋に寄った。そして目についた本を 手にとって時間を過ごした、、、


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善行さんもまた、あの頃そうして古本屋により
この本を読まれたのでしょうか。


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漱石の言葉には妙な説得力があって、それを無視することはできなかった。それ以来、不思議と「自分自身から逃げようとしても、逃れられるわけがない。どうしようもないことはどうしようもないのだ」とそれまでの色々のことが自分の中からすっと抜け落ちてしまったような気がする。 漱石に出会ってからぽっかりと穴が開いてしまった、というのはこういうことで、自分にとってこの時ほど切実だった読書は、あとにもさきにもこれきりだと思っている。

と、あとがきに書かれています。


出会いは確か、されど•••が姫路のツリーハウスを継いだころです。
されど••• 残念ながら、短期間で今の店に移っ手閉まったのですが、ゆずぽん君と奥さんはこんな場所にも何度か足を運んで下さっています。

ふたりして物静かに、ゆったり本を読まれている姿が見に浮かびます。

いつかおひさまゆうびん舎のブログで、おふたりが結婚されたことを知りました。
おめでとうございます。
我が子の事のように嬉しかったです。

ゆずポン君、素敵な本をありがとう!
これからも頑張って下さい。
応援しています✌







by bookcafe-saredo | 2019-05-20 06:40 | 本の紹介

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丸ごと一冊 尾崎豊の “pen”
“Kansai Walker”
本屋大賞の “そしてバトンは渡された”
歓喜洞さんの “野の花参百六十五日”
超有名な乙武さんの “五体不満足”
ニューヨークの有名な “BOOK STORE”の本
“六甲かもめ食堂の野菜が美味しいお弁当”

等など、色んな本が入荷しています。


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今は私、なかなか本を読めませんが、気になる本たちばかりです。

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by bookcafe-saredo | 2019-05-03 23:33 | 本の紹介

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“POPEYE” 2017.9
君の街から、本屋が消えたら大変だ!
マガジンハウス

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前々から欲しかったのに、買いそびれていた、本屋特集号の“POPEYE” をいただきました。


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どのページを見ても素敵です💕

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何気ない挿絵や、、、

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古い建物をリノベーションした書店。


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国内だけでなく、海外の個性的な書店や、


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行ったことのあるお店が載っているのが、嬉しいです💕

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雑誌なのに、チョー読み応えのある一冊です。出会えてよかったです。
いつも気にかけてくれてありがとう!


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by bookcafe-saredo | 2019-04-18 19:52 | 本の紹介

心に沁みる本、入荷。

心に沁みる本が、たくさん入荷しました。

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島田紳助 100の言葉
パン読本(これはちょっと違いますね!)
生きる
佐藤愛子の新書
人生を豊かにする「菜根譚」の言葉
心がじんわり温まる50の物語
密やかに生きるヒント
こころのおそうじ

稲垣足穂 天体嗜好症 一千一秒物語
高橋幸恵 こころの匙加減
原田マハ 独立記念日 

心に沁みる本と言えども、色んなジャンルの本が混ざっています。


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“九十歳 何がめでたい”その後の佐藤愛子さんのことも気になりますが、とりあえず、“独立記念日”と“こころの匙加減”にサクッと目を通しました。
読みやすくて、一気に読んでしまえます。

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by bookcafe-saredo | 2019-04-17 20:06 | 本の紹介


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“おおあたり”
畠中恵
新潮文庫


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Fさんに完成したされど•••渾身の“背守り貼”を見せて、ビックリ!



今、彼女が読んでいる畠中恵さんの“おおあたり”に、“背守り”の事が載っていると言うのです。


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確かに。。。
間違いなく“背守り”です。

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そういえば姫路の友人は、子どもの頃、神崎の奥のおばあさん宅へ行くと、村の子が“背守り”を縫った着物を着ていた記憶があると言っていました。


よくぞ思い出して下さいました。
何という素晴らしい原風景でしょう?!

“背守り”はすでに遥かむかしの日本。
遠いむかし話の世界と思っていましたが、、、

そういえばネットで、こんなのも見つけました。あったんですね〜!

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   犬印本舗コンビ肌着 背守り刺繍

素敵!!
私が、知らなかっただけなんですね?!


これからはちいちゃい子のプレゼントに、おばあちゃんの智慧の“背守り”を縫ってあげましょうか?!

美しい日本の心。
少しでも遺していけたら、、、と思います。



PS.
何ということでしょう??

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今日、Fさんが“背守り”を縫い取った男の子の晴れ着を持ってきてくださいました。

まさにタイムリーです。
立派で美しいです。

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魔物に我が子が引っぱられても大丈夫なように、長い糸が縫い付けてあります。

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結び紐にも、紐飾りの縫い取りが施されています。

これこそ、美しい日本の伝統です。
感動しました!

このお着物、子どもの節句の間、お借りする事になりました。
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そうそう、
こんな紙袋もお借りしています。
しっかり“背守り”の事が表現されています。色々あるもんですね!
こちも、よろしかったらどうぞ040.gif040.gif





by bookcafe-saredo | 2019-04-15 07:18 | 本の紹介

ビンテージ絵本


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懐かしい、ビンテージ絵本をいただきました。

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母と子の世界むかし話シリーズ
坪田譲二監修
研修出版

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1.イギリスのむかし話
坪田譲二さん、村岡花子さんが監修されています。


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2.日本のむかし話
昭和42年の出版なので子育てが始まる前から既にあったんですね?


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3.アメリカのむかし話
こんな絵本を使って、もっと丁寧に読み聞かせていたらよかったのに、、、

ちょっと残念です。


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明るくとか、強くとか
読み聞かせのノウハウが書いてあります。

なんとも親切で優雅な昭和の絵本です。
ホッとします💕


それにしても、どこかで目にした懐かしい絵たちなんですが、作家さんの名前に全く覚えがありません。

どうしてなんでしょう?!





by bookcafe-saredo | 2019-04-13 07:56 | 本の紹介

ku:nel


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ku:nel 2019年1月号
マガジンハウス
パリ・東京 おしゃれサンプル 94


いまが旬の“グレイヘア”の特集が載っていました。


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わざわざ“グレイヘア”と言わなくても、、、

白髪になるのは、歳とともに変化する自然現象なんですから、、、

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シルバーヘアの先駆け、アンナさんは素敵です💕


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私個人としては、“ナチュラルヘア”とでも呼んだ方がしっくりきます。

とにかく、70代や80代になっても髪を染めなければならない!という既成概念が取っ払われたというのは喜ばしいことです。

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頑張らなくていい、ナチュラルがいい。

歳相応のヘアスタイルでいいという選択肢ができたのですから良しとしますか?!


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 西宮の “ameen's oven”が載っていました。





by bookcafe-saredo | 2019-04-05 22:20 | 本の紹介

古いJAZZ本etc.入荷。

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古いJAZZ本etc.いただきました。

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植草甚一、相倉久人、山下洋輔、坂田明、我ら世代よりちょっと先輩の大御所さんたちです。

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懐かしい、料理本や、狐狸庵先生、田中澄子さん夫妻、沢村貞子さんのエッセイもあります。


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古きよきJAZの本はいかがですか?

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by bookcafe-saredo | 2019-03-30 14:08 | 本の紹介

東京どこに住む?


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東京どこに住む?
住所格差と人生格差
速水健朗
朝日新書

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これまでの人生、“何処に住むか”ってあまり考えた事がありませんでした。
ただ、そこに家があったから。

されど•••を始めるときだけは、加古川図書館のレトロな建物にひと目で惹かれて決めましたが、、、

次女の引越し問題に直面し、私も改めて“住む”と言う事について考えてみました。

そこで選んだのがこの本「東京どこに住む?」です。

東京に変化が起こっている。
それは、住む場所に対する人の考え方が変わってきているから。

人は何を目標として住む場所を決めているのか。

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沿線や街自体のステータス、様々な要素と金銭的な都合の間で折り合いをつけて住む場所を決めるが、アイデンティや、ライフスタイルが現れる。

人はかつてよりも、その場所に対してユーティリティを重要視するし、ユーティリティ以上に街の個性が重視されている。

西都心部への集中している。
人はなぜ「わざわざ」都市に住むのか。

食と住の近接。

古くからの建物が残されている町で、安い家賃で面白いことをやろうとする若い人たちが集まる、東京におけるポートランド的な町は東京の東側である。

日本でも近年、手作り、エコな価値観を伴ったポートランド的な文化は大いに注目されている。
食べ物のレベルは全米屈指 さらにエコ、ハンドメイド、オーガニックといった要素を鍵に変革が進んでいるポートランド的な生活を考える場合に、人は自然と密接な環境思い浮かべるが、重要なのはポートランドが集積した都市でポートランドの教訓とは都市は拡散ではなく集積の論理で生み出されていることである。

職住近接型都市の時代が始まっている。

都市間格差が広がる時代にいかに住む場所を選ぶかが重要になっている。

都市に住むと、人は頭が良くなる。他人の近くにいることで得られる効用は頭が良くなるということで、人は人の近くにいるとお互いに学び合う。

会社の近くに住むことで生まれるユトリは通勤での疲弊を和らげる。

学ぶことが投資である。またはスキルアップのためにセミナーなどに参加する努力のことを自己投資のような考え方は比較的新しい考え方である。

住む場所が自己投資だという考え方、そしてその場所が自己投資だという考え方は同じように新しい考え方として浸透しつつある。

近接性の重要性を説いた都市礼賛本です。

目から鱗。
これまで心の奥深く燻っていた“年を取ったら都会暮らし”という私の理想が立証された感じです。

他人の近くにいると頭が良くなると言う見解は、とてもよく解ります。

いくつになっても“住む場所が自己投資”だと思いますが、果たしてどれだけの人が老後の「都心回帰」を果たせるのか、甚だ疑問です。

東京に限らず、自身に置き換え“終の棲家”に関する長年の靄が晴れた気がします。





by bookcafe-saredo | 2019-03-17 22:47 | 本の紹介

ニムロッド

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ニムロッド
上田岳弘
講談社

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芥川賞受賞のこの本の作者が明石出身なので、されど•••で何かと話題に登ります。
なので、遅まきながら読んでみました。

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この方が上田岳弘さん。

「村上春樹そっくりやん?!」
って思ってしまいました。


気のせいではなかったんですね。
写真は見た事なかったのですが、読みながら何か気になってたのです、、、

謎が溶けました。
これぞ、ハルキストです。


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作家さんには珍しくITの仕事をされているんですね?!

時代を感じます。
納得です。


本文より
サーバーの音がする。
中略
 WEBサイトを表示するために、パソコンからのアクセスを受け付けるコンピューターを「サーバー」と呼ぶのだと知ったのは、この業界に入ってからのことだった。


と、こんなコンピューター用語が飛び交うはじまりだったので、IT無縁の私には少し入りづらかったです。
さらに舞台は「仮想通貨の発掘」へと続き、いよいよ何の事やら?です。



講談社BOOK倶楽部より
それでも君はまだ、人間でい続けることができるのか。
あらゆるものが情報化する不穏な社会をどう生きるか。
新時代の仮想通貨小説。

仮想通貨をネット空間で「採掘」する僕・中本哲史。
中絶と離婚のトラウマを抱えた外資系証券会社勤務の恋人・田久保紀子。
小説家への夢に挫折した同僚・ニムロッドこと荷室仁。......
やがて僕たちは、個であることをやめ、全能になって世界に溶ける。「すべては取り換え可能であった」という答えを残して。 ......



わかりやすい書評ですね。実に簡潔にまとめられていて、感動しました。

それでも、私個人が気になった点をいくつかあげると、まず、中本哲史はニムロッドにこんなメールを送ります。


本文より
ところで今の僕たちは駄目な人間なんだろうか? いつか駄目じゃなくなるんだろうか? 人間全体として駄目じゃなくなったとしたら、それまでの人間たちが駄目だったということになるんだろうか? 
でも駄目じゃない、完全な人間ってなんだろう? って聞かれても困るよね。とにかく僕は今、そんなことを考えながら筆を進めているよ。 
 

なんでもWikipediadで調べるのが癖になっているのがよくないのかもしれない。どのみちそこにたいていのことは書いてあるんだから、わざわざ僕の脳内に残しておく必要はないだろうと思ってしまう。
中略
だから、僕はそれ以外の、例えば田久保紀子が抱いている心情や、ニムロッドが小説を書く動機なんかを考えることに脳を使うべきなんだろう。


今を感じますね!


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また、朝日新聞紙上での松浦寿輝と鴻巣友季子との対談「ノーベル賞を語り合う」において、松浦さんは「卑近な現実から離陸して、観念の高みまで想像力を飛ばそうという意気込みが感じられる」とし、その作風を評し「新超越派と名付けた」ことを明かしました。なるほど「新超越派」ですか、、、

とにかくやたらと高級ホテルの名前が出てきて大人な行きつけのバーやオサレな飲み物が出てきます。
そしての、身近な人があっけなく死んでいきます。

これって、正しくハルキワールドやん!


村上春樹さん、今度こそノーベル賞取れるのでしょうか?!







by bookcafe-saredo | 2019-03-10 10:30 | 本の紹介