2007年オープン以来、一転二転。 今は自宅で小さなされど・・・を営業中!本とJazzと珈琲と。定休日 : 月曜・第1,第3日曜&ほぼ第4火曜。 本の貸し出、販売しています。
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毎週月曜 & 第1・3日曜、第4火曜

12月のお休み

2(日)・3(月)・10(月)・16(日)・17(月)・24(月)・25(火)・年末年始休業は29(土)~1/4(木)です。

12月の予定

12月6日(木)・20(木)Pm1:00~2:30
”翻訳家 乾真由美の"日常英会話”

定員5名程度 参加自由参加費¥1000+ドリンク代

12月8日(土) Pm1:30~Pm4:00
“第3回ギターの時間発表会”

定員20名程度 参加要予約ワンドリンク 制

12月13日(木) Pm1:00~4:00 
“今さら聞けないスマホ・パソコン教室”
定員5名程度 参加自由 飲み物付き¥1000- 

12月14日(金) 
“古文書に親しむ”
定員5名程度 参加自由 ワンドリンク 制

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2011年 09月 28日 ( 1 )

「シズコさん」読みました!

「100万回生きた猫」で有名な、
絵本作家の佐野洋子さんの書かれた「シズコさん」です!
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私は、母の手をさわったことがなかった。抱きしめられたこともない。
あの頃、私は母さんがいつかおばあさんになるなんて、思いもしなかった――。
シズコさんは洋子さんのお母さん。結婚して北京で暮し、終戦、
引揚げの間に三人の子供を亡くし、波瀾の人生を送る。
ずっと母親を好きではなかった娘が、はじめて書いた母との愛憎。
                                 (本書の帯より)

人は時として、「しんどい」とか「つらい」とか
愚痴を言ったり、弱音を吐いたりします!

そんな時、武田鉄矢のおかあさんは
「そんときは死ね!てつや!こん馬鹿モンが!・・・」
と続いたような気がします。

私にもあります。
こんなに毎日好きなことができて、思いっきり幸せなのに、
それでも、しんどいときがあります。

そんなとき、
先日新聞で佐野洋子さんの訃報を目にし、以前から気にかかってた
この本に出会い、ようやく読めました。
この本を、角田さんはこのように紹介されています!


     ゆるされ、ゆるす     2008年5月号 波より
                                 角田光代
 母親について書かれた本である。小説ではない。
シズコさん、というのは著者の母親だ。
九十歳を過ぎて、老人介護施設で暮らし、
自分がだれであったのか忘れてしまった母親である。
 著者はずけずけと書く。
母親をいっぺんも好きになったことがないと書く。
読んでいてもこの人と母親の相性の悪さはひしひしとわかる。
母親は、ごめんなさいとありがとうを絶対に言わない。
娘のことを決して褒めない。
北京から一家で引き揚げ、山梨で暮らしていた三年間、母は娘を虐待すらする。
じゃあこの母親は、悪い母親なのか。
そんなことはないと読んでいればわかる。
この母親はかっこいい。
教え子や友人を、教師の父親がどんなに遅く連れて帰っても
、文句も言わず手料理を並べてもてなす。
二十歳で亡くなった教え子のひとりは、
死ぬ間際にこの母親に会いたいと言い、彼女は駆けつけすらする。
いつもきちんとお化粧をし、友人が多く、家事能力に長けている。
この母に、どんなに理不尽に扱われても理不尽と思わず、
感謝こそしていた幼い娘は、思春期に入って爆発的に反抗する。
ほとんど会話をしなくなる。
やがて娘は東京に引っ越し、結婚し、子を産む。
距離が離れたことで母子の関係は少しばかりなめらかになる。
母親は、同居した弟の妻に追い出される格好で、娘の家にやってくる。
次第に呆けはじめる。
そして娘は、母親を老人介護施設に入所させることを決意する。
そしてその後ずっと娘は、母親を捨てたのだと自身を苛む。
 介護施設で老いた母の痴呆はどんどん進み、
そして母ではなくなっていく。
母ではないその人は、母であったときには決して口にしなかった
ありがとうとごめんなさいを、「バケツでぶちまける様に」言いまくる。
子どもを産んだことはないと言う母は、仏さまのように柔和になる。
そうして母を一度も好きになれず、母に触れることができず、
そのことに責め苛まれていた娘は、あるとき唐突に、その自責の念から解放される。

さすが、角田さん!わかりやすくまとめられています。
感動を忘れないようにアップしておきます。

とにかく、読んでおいていい本だと思います。

ちなみに佐野洋子さん、昨年の11月乳ガンのため72歳で亡くなられました。
本文中に書かれていた乳がんが再発したんですね!
お悔やみ申し上げます。

長い長いお母さんの介護のあと、わずか数年で逝ってしまわれました。
なんだか辛いものがありますが・・・とりあえず、 
お疲れ様でした。

ご冥福をお祈り申し上げます。 合掌
by bookcafe-saredo | 2011-09-28 18:42 | 本の紹介