久しぶりの オフです! |
今日はほっとしたような、なんだか気の抜けたような
いつも通りの、されど・・・の休日です!!
待っててくれたかのように、お日さまが顔を見せてくれたので、
早々に洗濯を済ませ、布団を干し、
九時半には、いそいそと陶芸教室に出かけました!
本日の戦利品たちです!
できてました!出来てました!
嬉しいです!!
孫たち滞在中の前回、疲れた体を引きずって行き、
へろへろになって捻った作品が、こんなにたくさん焼き上がってました!
出来栄えは別として、嬉しいです! 可愛いです!!
「何かを作る」 って素晴らしいことですよね!
これも一種の、「親ばか?」ですかねえ??
お待たせしました!
まずは、この写真から です。
話せば長いことながら、
されど・・・では、すでに2~3度お話ししているんですが・・・
思い起こせば昨年の5月・・・、
ふらりと来られた、男性客がひとり。
入ってすぐの席に、静かに座られたのですが、
その佇まいが、あまりに「作家然」としておられたうえ、
「されどわれらが日々」を手にしておられたので、 思わず
「今日はどちらからですか?」 と お聞きすると、
「神奈川から、 旅の途中です!」
と言われたんです!!
川崎市にお住まいで、豊岡の実家に帰られる途中、
20年ぶりぐらいで、加古川に立ち寄られたんだそうです。
「どのようにして、されど・・・を見つけていただいたんですか?」
とお訊ねすると
「匂いがするんですよ。」
と言って、笑っておられました。
ひょうひょうと、旅の詩人の様な不思議な方で、印象に残っていたんです。
お帰りの際に
「名刺代わりに」
と、いただいた「コウノトリのおみくじ」が また
なんとも秀逸で興味深く、その後何人ものお客さんにお勧めしたものです!
そして、今年の5月のある日・・・
お昼ごはんが一段落した頃、 なにげなく同じ席に座っておられたんです!
あの時の「旅のお方」かな?と思ったものの
ちょっと自信がなかったので、
「こちら、初めてではないですよね?!」
なんて、お声をかけたんです。
今回は、ご自身の書かれた書物をはじめ、作詞されたCDまで持ってこられてて、
いろいろと興味深いお話を、聞くことができました。
「されどわれらが日々」が芥川賞を受けた頃、
作中の駒場東大学生寮に住んでおられ、
その寮内で「されどわれらが日々」の読書会をされたことがあったんですって。
もう、感激です!!
そして今回いただいた資料の中に、
<b>柴田 翔の「贈る言葉」 が紹介されている文面があったんです。
奇遇です!!
実は私、何を隠そう 「贈る言葉」は
「されどわれらが日々」以上に好きかも知れないぐらい作品なんです。
文庫本に線を引き、初めて読んだ遠い昔から
事あるごとに読み返し、
青春とは無関係になった今でも、年に一度は読んでいるような気がします。
「彼女の、あのひたむきさには、いつも感嘆、というよりは、むしろ感動しているんだ。
・・・彼女には、何か、伸びやかでないところがある。
そのひたむきさが、狭くなっていくところがある。
・・・彼女は、その枠をこわせない。
その枠を壊して、自分の真実にぶつかれないんだよ・・・」
なんて部分があって、若き日の私はドキッとした覚えがあります。
今では、本当に懐かしいです。
もう一方の「十年の後」は、
さらに本が真っ黒になるくらい、書き込みや線があります。
興味をお持ちの方は、ぜひご一読を!
勿論、本はされど・・・にありますので!!
そんな、懐かしさを思い出させてくれた「旅のお方」に感謝です。
旅の作家さん!またいつか寄っていただけるなら、事前にご連絡くださいね!
されど・・・のお客さんも、ぜひ一度お会いしたいと言われていますので!!
それまで、元気にされど・・・ 頑張らなければ!!