2007年オープン以来、一転二転。 今は自宅で小さなされど・・・を営業中!本とJazzと珈琲と。定休日 : 月曜・第1,第3日曜&ほぼ第4火曜。 本の貸し出、販売しています。
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Am10:00~Pm6:00(冬時間Pm5:00)
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毎週月曜 & 第1・3日曜、第4火曜

4月のお休み

1(日)・2(月)・9(月)・15(日)・16(月)・21(土)
・23(月)・24(火)・30(月)


4月の予定

毎週土曜日 Pm0:30
“されど⋅⋅⋅でお買い物” 
移動販売車来店!

4月5日(木)
Am10:00~11:30 
・19日(木)Pm0:30~2:00
”翻訳家 乾真由美の"日常英会話”     
参加費¥1000+ドリンク代
定員5名程度

4月12日(木) 
Pm1:00~4:00 
“今さら聞けないスマホ・パソコン教室
定員5名程度 参加自由 飲み物付き¥1000- 

4月21日(土) 
Pm2:00~Pm4:00
“ギターの時間”   
定員5名程度 参加自由 ワンドリンク 制

4月28日(土)
Pm1:00~2:30
“ブックトーク"
参加自由 ワンドリンク制
お薦め本1冊持参 定員10名まで

動画
★されど・・・ワイン倶楽部&ギター・クラリネットミニライブ

★手作り楽器ワークショップ&コンサート in saredo



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“母” 高野悦子

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母 ···老いに負けなかった人生
高野悦子
文芸春秋

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読書はじめ いや、 お読みぞめ?!
とりあえずこの本が、今年初の一冊です。

昨年末、“高野悦子”という名前がきっかけで手にした本ですが、
“二十歳の原点”の高野さんとは全くの別人です。

本の帯に
九十歳になる母が痴呆症から回復した!
岩波ホール総支配人が綴る映画に励まされつつ介護に奮闘した日々
そして、明治生まれの母の毅然とした母の生涯”

と、気になる文字が、、、

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映画『痴呆性老人の世界』に学んだ「説得より納得」の介護に切り替えたとき、90歳になる母が痴呆症から奇跡的に回復する。
岩波ホール総支配人が綴る、映画に励まされつつ、母の介護に奮闘した日々の記録です。

“認知症”という言葉が生まれる前の介護で、今のように豊富な情報や資料がなかった時代です。
それでも、今も通じる一番大切な介護の心がつづられています。

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本文第6章より
老人それぞれの症状によって介護の仕方も異なるわけだが、基本的な考えとして"老人のペース"に合わせること、また、老人を理屈で説得するのではなく"納得"させなければならないことなどが描かれている。

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耳が遠くなったために会話がわからず、それが痴呆だと誤解されてしまう。新しいことはすぐ忘れるが、過去の記憶は鮮明に残っている。

“説得より納得”、この言葉によって私は、介護側の意見を母に押し付けてるために毎日怒鳴っていたことに思い至った。私は母を説得しようと叫んでいたけれども 母の希望や意見を一度も聞いたことがない。つまり母は一度も私の言ったことに納得していなかったのではないか。 私は完全に母の意思を無視していたのである。

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私は母とゆっくり話し合い、母のペースに合わせて母の望むことを知ろうとした。私の言うことがわからないときは紙に書いた。 はじめ母は足腰が痛いと言って体を動かしたがらなかった私が体に触るのも嫌がった。しかし私は「ごめんなさい」と謝りながら母の手足をさすった。そして生まれて初めて母の体を拭いた。 暑くしたタオルで背中を拭くとタオルが引っかかるほど骨が直角に飛び出している。

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私が死んだら悦子が一人になる。一人になると可哀想だからと言いながら這い回っていたのだという。母が私のために生きようとしているなんて 私は夢にも考えていなかった。 私は父の死、母の大病と私に襲いかかる困難を乗り切るのに精一杯だった。
さあ大変、看病にはお金もかかるし、体力的にも大変だ。しかも仕事もある。口には出さなかったが、多分、顔にも体にも大変だ、大変だと書いてあったのであろう。
本当はあの体で毎日毎日生き続ける母の方が大変なのだと気づくべきだった。「親思う子の心」よりも、「子を思う親の心」の方が大きいと言うが、私の場合は全くそうだった 。私のために頑張って生きようとする母に、私は強い感謝の念を覚えた。
私は人間の意志というものの偉大さを知った。 無理にさせることと、自ら進んでやることでは、こんなにも違うのである。その後、母を日一日と元気になりて食欲も増してきた。 その間わずか一か月、私が心を反省し心を入れ替えて看病の仕方を変えただけで母は生き返ったのだ。


納得!人には誠意が大切です💕


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世の中には、偉大な先人がいっぱいです。
高野悦子さんしかり、その悦子さんが頼りにされた鶴見和子さんもそのお一人。
右片麻痺、失語症になられたお父さまを14年間介護され
、ご自身も病に倒れられました。

本文より
和子さんは左片麻痺、左半分は死んでいて右半分だけで生きている。死にながら生きているという希な経験をしておられる。そして、そういう時期を与えられていることに感謝しているのだという。病んでなお前進する姿が、『回生』の中にみなぎっていた。
リハビリテーションは、障害というマイナス面を減らすことばかりを目指すのではなく、 むしろ残された、まだ隠れてはいるが開発可能な機能や能力というプラス面を引き出して増大させることに力点をおく「プラスの医学」である。

わがうちの埋蔵資源発掘し
新しきぞ象 創りてゆかん


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いかなる困難にも立ち向かい、乗り越えてゆく和子さん。病気になっても心は燃え、健康の時より精神が高揚している。
斃れてのち元まる”である。「半分生きて半分死んでいる。死にながら生きている」と和子さんはいっておられるが、和子さんは、病に倒れることによって。。
和子さんは「生きることは楽しいが苦しい」と述べておられる。
私に勇気と希望を与えてくれる


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更にもう一人

平塚らいてう
生きることは行動することである。ただ呼吸することではない

「烈しく要求することは事実を生むもっとも確実な真原因である」


確かに!!
11年に及ぶ介護、お疲れさまでした。
高野さんのことをもっと知りたいと思いましたが、すでに2013年に83歳で亡くなっておられました。

映画の世界で、華々しい功績を残しておられる
高野悦子さんですが、今の私には、お母さまの介護のことしか書けなくて、申し訳ありません😵💦






📖

by bookcafe-saredo | 2018-01-06 06:15 | 本の紹介