“味の形” |
味の形
迫川尚子インタビュー
食と人 fetment Vol.1
fetment books
東京に行く前、Fさんが
さりげなく下さいました。
帯より
常識で補正しない人
迫川副店長に聞いた
味の形と、食の自由。
6万字インタビュー。
新宿ベルク副店長 迫川尚子氏のインタビュー本です。
東京行きの新幹線の中で読みました。
ギリギリセーフでした。
はじめに より
一日の総乗降客数が300万人を越える新宿駅
その東口改札から徒歩30秒の場所にある「ビア&カフェ ベルク」。
十五坪の狭い店内はいつも混んでいて、場所柄か雑多な客層が立席カウンターで肩を触れ合わせている。
高品質なファスト•フード。そう呼んでわかった気になるには、店のすべてがあまりにも独特。似た店は、まったく思いつかない。
否が応にも期待が高まります。
中略
副店長は、味を、形として記憶できるのだそうだ。
食には著作権がない。だからこそ文化本来の姿をとどめている。そう主張する副店長は、味覚に形を見ている。そのことに、何かとても腑に落ちるものを感じた。
彼女はマクドナルドのハンバーガーの味の形を
「綺麗な四角の枠の中におさまって、バランスよく全体が輪になっているような感じ。」
さすがによくできているけれど、彼女にとっては決していいことではなく、
美しい風景を見てきれいと感じる「きれい」ではないといいます。
「整理整頓されたような、居心地の悪い・・・。
ウソっぽいきれいさ」 とも。
行く前に読めてよかったです。
“フィンガードッグ”や“大麦と牛肉の野菜スープ”を
食べれて良かったです。
目からウロコです!
居心地が良いのは空間だけじゃあなかったのですね。
ウソっぽい味はアウト!
わかり易いです。
これからは私も
“心地よいファスト•フード”
を目ざしたいと思います。