“ゆめのうしろ” |
ゆめのうしろ
レビー小体型認知症の患者
藤木明子
編集工房 ノア
本誌帯より
「レビー小体型認知症」と認知され二年半が経過。
私は徐々に明らかに正常から離脱しはじめている。
「ゆめのうしろ」にひそんでいる幻想や幻聴覚が、
私を楽しませてくれるなら、
あとしばらくは十分に生きていけることでしょう。
強いです!
カッコいいです!
神戸新聞のHPの写真より
先日、神戸新聞で
紹介されていて気になっていたこの本、
思いがけずFさんの家で見つけ、
さっそく借りてきました。
更に帯より
私は私に出来ることをしよう、
私は八十六歳の今になって、見える世界と見えない世界を行き来するという稀有な体験を味わっているのだ。五分前のことをわすれるといわれているこの病気の推移を及ばずながら記録してみよう、と思い立ったのである。
あとがきより
「たくさんの友情をありがとう。なかなか面白い病気を経験することになってしまいました 」
「アリセプト錠剤の服用が倍増になりましたがこれもまた仕方
のないこと。
ま、いいか、五月の風が大きく揺れている窓を見て、わたしは呟いています。
ドラマチックだった人生もこの辺が潮どきだな・・・と。」
真実の前に言葉がありません。
感動あるのみです