"1000の風 1000のチェロ" |
こころはひとつにできる
きもちはかさねあえる
明日は21回目の
阪神淡路大震災記念日です。
偶然その前に、
チェロを弾かれる人と出会い、
その方が奇跡のような1000チェロコンサートに参加されたことを聞きました。
とっても感動しました!
そして導かれるように
この絵本と繋がってしまいました。
大好きな いせひでこさんの
"1000の風 1000のチェロ"です。
阪神淡路大震災がおきてはや、21年!
神戸の街はすっかり復興を遂げている様子ですが、
いつまでも風化させないために、
見つめなければなりません。
語り続けなければなりません。
家族や友人、ペットを亡くし
今なお、辛く悲しい日々を送っている人が、
たくさんいます。
そんな想いを持った主人公の子ども達が
コンサートのことを知り、
よりそい励まし、
いっぱい練習して参加します。
ひとりひとりの物語がちがっても
きもちを重ねあわせれば、歌はひとつになって 風にのる
そして きっとだれかにとどく
1998年より、
国内外からチェリストたちが集まり、
神戸で追悼コンサートをされていたこと
知りませんでした。
第五回のコンサートは場所を仙台に移し、
東日本大震災の追悼コンサートになりました。
1995年1月17日 Am5:46
まだ暗い中、どーんという大きな音と共に
地面の底から突きあがるような
大きな振動が襲ってきました。
私は一緒に寝ていた子どもを抱きしめ、
ベットの上で揺れが収まるのを待っていました。
随分長く揺れていたような気がします。
他の子ども達の様子を確認し、
階下に降りると、
リビングの食器棚の扉が開きコーヒーカップが床で壊れていました。
テレビをつけると、播州地方震度5!
私の住んでいた辺りはたいしたことはなかったので、
いつものようにみんなを送り出し、
少し早く出勤しました。
職場でも応接室のカップボードから
壺が転げ落ち、床に散乱していました。
そして忘れられない、
悪夢のような長い一日が始まりました。
テレビをつけて仕事をしていましたが、
ひどい!
時が経つに連れ、
高速道路がひん曲がり、ビルが崩れ落ち、
神戸の街が火の海と化している!i
現実のものとは 思えませんでした。
21年たった今も、その時の情景が鮮明に目に焼きつています。
ああ 震災よ!
いつになったら、人々の心に安らぎをもたらしてくれるの?! 合掌
今のいせさんの作品と比べると、
ずいぶん荒々しい感じがします?!
1000チェロコンサート第1回
1998年11月29日、神戸ワールド記念ホールで開催。阪神・淡路震災復興チャリティ、パブロ・カザルス没後25周年記念。 1,013名のチェロ奏者が参加し、3,400名 の観衆が集まった。三枝成彰作曲「チェロの為のREQUIEM」を初演。「ベルリンフィル12人のチェリスト」のうち、創設
メンバーの5人が来日し、ベルリンフィルの首席チェロ奏者であるオトマール・ボルヴィツキー(Ottomar Browitzky)も参加した。ソプラノとして松村雅美が参加。指揮は籾山和明が担当。
Wikipediaより