#334 浅草キッド |
ビートたけし
大田出版
お笑い界のカリスマ、
ビートたけしさん 41歳ごろの作品、
「浅草キッド」を読んでみました。
思い起こせば、
芥川賞こそ取っておられませんが、
又吉さんには、
こんな偉大な先輩が いらっしゃったんですよね!!
たけしさん特有の「オイラ」で 書かれる文章は、
軽妙で読みやすいです。
装丁が新しく、カッコイイです。
お前と会った 仲見世の
煮込みしかない くじら屋で
夢を語った チューハイの
泡にはじけた 約束は
灯の消えた 浅草の
こたつ一つの アパートで
そう言えば、
こんな歌もありました。
小説家たけしを漫才師、テレビタレント、DJ、ジャーナリスティックな毒舌家、映画監督、俳優……としてのたけし(あるいは、北野武)に比すれば、相対的に少ない影響力しか持たない存在であることは、論をまたない。…「おれ、自分で字を書いたことないから、できちゃって読んで終わりだから(笑)」 by 経秀実「ユリイカ」北野武特集号
お笑いの世界も随分変わったでしょうが、
この頃の
下ネタ満載の たけしさんの世界は
ノスタルジックで憧れますが、
私には、ディープでち