#319 就職しないで生きるには |
レイモンド・マンゴー 中山 容 訳
晶文社
晶文社の 就職しないで生きるにはシリーズの「 明日から出版社」を読んで
気になっていたこの本、
幅さんが情熱大陸で推薦されてたのを見て、読んでみることにしました。
作者のレイモンド・マンゴーさんは、全然知りませんでしたが、
「就職しないで生きるには」というタイトルになんだか惹かれてしまいました。
マンゴー氏、
島田さんの「明日から出版社」と同じように、
「小さな出版社兼書店をはじめた」のですが・・・。
そこはアメリカ!!
まったく様子が違います。
「自分の生きるリズムにあわせて労働し、
人びとが本当に必要とするものを売って暮らすことにした。」
その言葉通り、怒涛の人世の幕開けです。
まずは小さな本屋を
若干27歳の若者3人で始めます!
幾種類の事業を立ち上げてはつぶし、つぶし
てはまた立ち上げる。
不動産をころがしたり、シャケ缶の会社を創っては、
自己破産したり、薬あり~の、結婚・離婚を繰り返し~の、まさしく波乱万丈の人生です。
ちょっと思っていた内容とは違う、
全く異次元の
就職しないで生きるには
でした。
あ~しんどかった!
幅さんは、高校時代にこの本を読んで、
結構 感化されたといわれてましたが・・・
PS.
本文より
いくら現金があっても人の心は満たされないし、自由な時間が保証されるわけでなさそうだ。おそらく、なにかちがった種類の利益があるにちがいない、いやあっていいはずだ、とわたしは思いいたったのである。人びとがやって楽しいなにかをやりつつ、心の奥底で自にで生きていられるようにしてくれるなにか。そんなことをやりながら、なおかつ生計がたつ道をひらいてくれるなにか。