2007年オープン以来、一転二転。 今は自宅で小さなされど・・・を営業中!本とJazzと珈琲と。定休日 : 月曜・第1,第3日曜&ほぼ第4火曜。 本の貸し出、販売しています。
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2017年 10月 21日 ( 2 )

“日の名残り”

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日の名残り
カズオ・イシグロ
土屋 政雄 訳
ハヤカワ文庫

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2017年10月17日 第29刷

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知人が届けてくれた本を読み始めた直後に、 Amazon さんから、注文した文庫本が届きました。
ななんと 10月17日に29刷された新刊書です。
10日も届かないとぼやいてたのに、手にしてビックリ!!
ノーベル賞受賞後に刷られたんですね。
版があったとしても何という早業でしょう?!
ちょっと感動しました。

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これは、イギリス文学で一番名誉あるブッカー賞を受賞した本です。

失われつつある、古き良き時代の遺物である「執事」を語り手に据え、世界に冠たる存在だったイギリス貴族の生活と、偉大なる国土を語らせています。ミスター・スティーブンスは完全無欠の執事です。

雇主ダーリントンは語ります。
「何かが時代遅れになってもこの国では気づくのが遅すぎる。
他の偉大な国々を見てみると良い。 新しい時代の挑戦を受けて立つには古い方法をたとえどんなに愛されてきた方法でもだ 投げ捨てねばならん。 他の国々は それをよく知っている。 だがイギリスだけが違う。」
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ミスター・スティーブンスにこの旅で再会を果たした、かつての女中頭ミス・ケントンは話します。

「はっきり申し上げておきますわ。 私の人生は完全に虚無となって広がってはおりません。なんと言っても、ほら、もうすぐ孫が産まれてきますもの。このあと何人かつづくかもしれませんし」

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「あなたにとってはどうなのですか?ミスター・スティーブンス? ダーリントン・ホールでのあなたにはどんな将来が待ち受けているのでしょう?」

「さて、何が待ち受けているにせよ、それは虚無ではありますまい。ミセス・ベン。私などは、そうであってくれればと願わないでもないのですよ。しかし、とんでもない。仕事、仕事、また仕事でしょう。」

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二人は同時に笑い出しました。  

さらにミセス・ベンは話します。
「ときにみじめになる瞬間がないわけではありません。 とてもみじめになって私の人生はなんて大きな間違いだったことかしら、とそんなことを考えたりもします。そしてもしかしたら実現していたかもしれない別の人生をより良い人生をーたとえばミスター・スティーブンス、あなたと一緒の人生をー考えたりするのですわ。そんなときです。つまらないことにカッとなって 私が家出をしてしまうのは···。 でも、そのたびに、すぐに気づきますの。私のいるべき場所は夫の元しかないのだ、って。
結局、時計をあともどりさせることはできませんものね。架空のことをいつまでも考えつづけるわけにはいきません。人並みの幸せがある、もしかしたら人並み以上かもしれない。 早くそのことに気づいて感謝すべきだったのですわ。」


ミス・ケントンの言葉にミスター・スティーブンスは悲しみをこらえ、笑みを浮かべてこう言います。
「おっしゃる通り いまさら時計をあともどりさせることはできません。 そのようなこと考えがあなたとご主人の不幸の原因であり続けるとしたら 私はこれから安心して眠ることさえできなくなります。さよう、ミセス・ベン私どもはみな、いま手にしているものに満足し、感謝せねばなりますまい。
あなた方お二人は、きわめて幸せな年月を 迎えようとしておられます。 愚かな考えを抱いて当然やってくる幸せを わざわざ遠ざけるようなことをしてはなりますまい。」

最後に視線を合わせたとき、ミス・ケントンの目に涙があふれているのが見えました。

「あなたもご自分とご主人のためにそれを楽しい年月にするよう努力せねばなりません」

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夜のとばりがおりるころ桟橋のベンチで二日前のミス・ケントンと再開の思い出にふけっているミスター・スティーブンスに、陽気な男は言いました。

「いまどきお屋敷を維持できるのはアメリカ人くらいかもしれんな。 それであんたはお屋敷に残ったわけだ。 言ってみれば、お屋敷はあんた込みで売られたわけだ。」
男は私のほうを向き、にやりと笑いました。

「さよう」 私も少し笑いながら言いました。「おっしゃる通り私はお屋敷と込みでございます。」
「私にはダーリントン卿が全てでございました。もてる力をふりしぼって卿にお使いして、そして、今は··· 私にはふりしぼろうにも、もう何も残っておりません。」

「新しい雇主のファラディさまがご到着になってから、私はこのアメリカ人のご主人様にイギリスの最良のサービスをお見せしようとして、一生懸命努力してまいりました。努力して努力してさらに努力して··· 。しかし、どうあがいても私のサービスは 昔の水準に遠く及びません。過ちばかりがふえていきます。
ふりしぼろうにも私にはもう力が残っておりません。私にはダーリントンが卿すべてでございました。」

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あんたもわしも、必ずしももう若いとはいえんが それでも前を向き続けなくちゃいかん。
人生、楽しまなくっちゃ。 夕方が一日でいちばんいい時間なんだ。脚を伸ばしてのんびりのさ。 夕方がいちばんいい、 わしはそう思う。 みんなにも尋ねてごらんよ。 夕方が一日でいちばんいい時間だって言うよ。
人生が思いどおりにいかなかったからと言って後ろばかり向き、自分を責めてみても それは詮無いことです。

私どものような人間は 何か真に価値あるもののために 微力を尽くそうと願い それを試みるだけで十分であるような気がいたします。 そのような試みに人生の多くを犠牲にする覚悟があり その覚悟を実践したとすれば 結果はどうであれ そのこと自体が自らに誇りと 満足を 覚えて良い 十分な理由となりましょう。
人々がどうしてこれほど速やかに人間的暖かさで結ばれるのか私には実に不思議なことのように思われます。 本腰を入れて ジョークを研究すべき時期に来ているのかもしれません。 人間同士を 暖かさで結びつける鍵が ジョークの中にあるとするなら それは決して愚かしい行為とは言えますまい。

明日ダーリントンホールに帰り着きましたら 私は決意を新たにして ジョークの練習に取り組んでみることにいたしましょう。 お帰りになったフィラディ様を、私は立派なジョークでびっくりさせて差し上げることができるやもしれません。
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by bookcafe-saredo | 2017-10-21 20:12 | 本の紹介

歓喜洞“秋の手作り展”

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秋の手作り展 昔きもの遊び
あとりえ たえ(古布リメイク)・白井克明(刺し子・裂織)
ギャラリー歓喜洞
2017年10月19日 (木)~10月25(水) am 11時~pm4時

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されど···の暖簾やエプロンでお馴染みの白井君たちの作品展です。
19日~なので、もう始まっています。
たえさんの古布に対する暖かい気持ちがこもった作品も素敵です💕

私も 月曜日のお休みには伺おうと思っているのですが、無事台風が行ってしまってますように😃✌️





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by bookcafe-saredo | 2017-10-21 11:38 | お知らせ