2007年オープン以来、一転二転。 今は自宅で小さなされど・・・を営業中!本とJazzと珈琲と。定休日 : 月曜・第1,第3日曜&ほぼ第4火曜。 本の貸し出、販売しています。
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“独り居の日記 ”

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独り居の日記
メイ ・ サートン
武田尚子 訳
いすず書房

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昨年末 “つるとはな ”の表紙 で見つけた

“ 私から年齢を奪わないでください
働いてようやく手に入れたのですから”

この言葉に魅入られ、ずっと気になっていた
“ 独り居の日記”
ようやく読了。

実は、
読み終わって随分時間が経つのですが、
どうにも私の拙い筆力では紹介しきれず、
読みっぱなしになっていました。


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スックと立つ、50代初めのサートン、
一枚の写真に決意のほどが伺えます。

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はじめに より

なんの邪魔も入らず、いたわりあうことも、逆上することもない人生など、無味乾燥だろう。それでも私は、ここにひとりになり、“ 家と私との古くからの会話” をまた始める時ようやく、生を深々と味わうことができる。


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三月三日
ここでの幸福の一つは、時間にせき立てることなしに自然に目覚め、横たわり、考えごとができることである。



昨日私はユージェニーから、老年についての美しいい手紙を受け取った(彼女は七十代である)。

ここでは、表面上は
変わりばえのしない単調な、しかし深いところでは閃光と昂りと絶望の交錯した生活が続いています。私たちは今、他の年齢の人たちにはつたえることのできないような新しい認識ですばらしく豊かになった、人生の段階に到達しました──多くの優しさと、多くの絶望を私たちは同時に感じ、人生の謎は深まるばかりです。そしてそれに溺れさせられ、押しつぶされたかと思うと、至高の光明の瞬間に恵まれて、“ 聖なるもの” の存在を思い知らされるのです。

庭の中ではわれわれはけっして死から、あの肥沃で、すこやかで創造的な死から、遠いところにいない。


三月十八日
前文略

使い古された快適な椅子が一つもないような家には魂がない。
私たちに求められているのは完璧ではなくて、人間的であることだという事実に、すべて煮つめられる。人間的な家に入ってゆくことは、なんという安らぎだろう!


訳者あとがきより

   たとえ私の創造の力が衰えても
   孤独は私を支えてくれるでしょう
   孤独に向かって生きてゆくことは
   「終わり」に向かって
   生きてゆくことなのですから

まもなく八十歳を迎えようとするメイ・サートンは、ますます深く、ますます輝きを増してゆくかにみえる。

メイ・サートン(1912~1955)ベルギーの小説家・詩人。






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by bookcafe-saredo | 2017-02-08 15:01 | 本の紹介