“家族という病” |
“家族という病”
下重暁子
幻冬舎新書
発売2か月で発行部数35万部の
ベストセラーエッセイです。
タイトルに惹かれてちょっと気になっていた本、
偶然いただいただので読んでみました。
誰もが、日頃漠然と抱いている気持ちを、
はっきり言葉にしてくださっているのが、
心地よかったです。
しかし前回同様、ハイソな作者の
自慢と愚痴のオンパレードでちょっと残念でした。
「家族という病」「一家だんらん」
という呪縛にとらわれているのは何か違う!
「家族ほど、しんどいものはない」
それはないんじゃないですか?!
「子離れできない親は見苦しい
家族のことしか話題のない人はつまらない」
は あるあるですよね。
つねづね私は、
「家庭とは巣立つ場所であり、
いつでも帰ってこれる場所でなければならない」
と思っています。
嘗ての私は、
「親の役割とは学校を出て社会人になるまで」
と考えていました。
家族とは、
どこにいても、どうしていても、
ドキドキ
悩ませてくれる。
喜ばせてくれる。
大切な存在です。
ただあなたが生きているだけで幸せ
見返りを求めない 無償の愛
これは やはり「病」なのかもしれませんね(笑)
下重さんと違うのは、
私には自慢と愚痴を言える“つれあい”はなく、
子どもが三人いることです。
今の私には
「親子という病」ということになるのでしょうか?!
親子は死ぬまで親子です