2007年オープン以来、一転二転。 今は自宅で小さなされど・・・を営業中!本とJazzと珈琲と。定休日 : 月曜・第1,第3日曜&ほぼ第4火曜。 本の貸し出、販売しています。
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あさのあつこの「夜叉桜」

M氏本の紹介 その7

あさのあつこ 第2弾は!! 
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あさのあつこ『夜叉桜』(同じ2009.11)2007年9月刊) 2011年4月
(前回 あさのあつこ『弥勒の月』(光文社文庫2008.8)2006年2月刊)   


   「人は臨終の一瞬まで、心に生傷を負うて生きていく。知らぬ間に治る傷も、生涯疼き続ける傷もある。目に触れないだけに厄介なその傷を、自分の物も他人の物も労って生きねばならない。それが世道というものだ。伊佐治は固く信じていた。」
若い同心信次郎が訳あり清之介に刃のような言葉を投げかけた折の、ベテラン岡っ引
き伊佐治のコメントだ。

「遊びたい盛りにもかかわらず、太助は父親の傍らにぴたりとくっつき、食い入るように伊佐治の手元を見つめていた。本当に食い込むような眼差しだ。」
物語の流れからは外れているが、父から息子に継がれていく心根の一端を優しく見つめている。

「清之介は三郷屋吉治の面体に表れた善性、性根のすわった人の良さを好ましく感じていた。好ましくもあるし、頼りにもなる。・・・根となる場所に淳良な質がないと真の商人にはなれない。・・(儲けのために思いを巡らす日々の一方で)そういう日々を突き抜けて、想念を明日へと伸ばす。二律する商人の気概を過不足なく内に保った人物だと思えるのだ。」
脇の人を配して、主役の人物像を固めていく。この三郷屋吉治は、商店仲間を集めて
“顧客満足度を高めて商売の活性化を図ろう”という世話役さんである。このプロジェクトの話は出色の挿話で、時代小説らしからぬ、まるで勝間和代さんがコンサルタントで登場しそうな話である。なお、ミステリアスな物語の鍵となる者が仲間に潜んでいることになるとは・・!?

読み終えると、題名の“夜叉桜”が浮かびあがってくる、という寸法だ。

小説が書きたくて青山学院大学に進んだこと、卒業後小学校の臨時教員をしたこと、(『バッテリー』のバックボーンになっているのか)岡山県美作市出身で現在も在住していること、などが検索して読める。都会の喧騒を経験した上で、田舎住まいを選択して、言葉を紡いでいるのだ。

前作『弥勒の月』は“赤飯おこわ”のよう。一粒ごとに湯気をあげて立っている。腹持ちが良くリズムがある。続編『夜叉桜』は、“やわ炊きのご飯”のよう。
3人が、どう生きていくのか、探りながら筆をたゆとうと燻らせているが如し。続編を期待している。
by bookcafe-saredo | 2011-04-12 11:48 | 本の紹介